FINAL BOOSTER
フルレンジタイプのブースターです。エフェクトON時、低域や高域が削られることなく自然にブーストすることができます。入力部にはVITALIZER®回路が組み込まれており、接続されたギターやベースの個性を失わないように工夫しています。VITALIZER®についてはProvidenceのホームページ内にあるコラムをごらんください。
Final BoosterのエフェクトON/OFF回路はシングル・コンタクト・トゥルー・バイパス回路で、エフェクトOFF時にはVITALIZER®とブースター回路がバイパスされます。
また、ベースでの使用を考慮し位相が反転しないように設計しました。あまり知られていませんが、トランジスタやFET1石で設計されているブースターは位相が反転してしまいます。エフェクターをONにした際に音が引っ込んでしまう原因の一つに位相の問題がありますが、Final Boosterでは位相反転の心配はいりません。
電源:006P 9Vバッテリー、ACアダプター(DC9V)
予価:29,400円(税込)
開発経緯とストーリー
Final BoosterはもともとProvidence PD-3 BUFFER/BOOSTERがベースとなっていることからPD-6という型番で設計を行っていました。PD-3はICを使用せずトランジスタで構成され ており、太くずっしりした音色が特徴です。ブースト時に耳障りになってくる高音域が飛び出してこないように設計されているのが特徴なのですが、逆を言うと 派手さはなく、きらびやかな弦の倍音が抑えられています。そこでFinal BoosterはPD-3とは設計思想を変え、より自然に綺麗な倍音も抑えることなくそのまま出力するように設計を進めました。ブーストしていくと弦の艶 やかさが、ほんのり増していくニュアンスも付け加えました。アンプのヘッドルームに余裕がある場合、アンプの直前にFinal Boosterを接続すれば、音量をそのまま上げるためのブースターとして使用できますし、チューブアンプの場合、ドライブ感を増すことができます。 (Final Boosterのネーミングは、「最終に接続するブースター」の意味から来ています。)もちろんオーバードライブ等の前にFinal Boosterを接続して、エフェクターの入力段をクリップさせ、独自の歪を得ることもできます。さらにVITALIZER®をFinal Booster用にチューニングして、ON/OFF時の音質差がなるべく出ないように調整しました。
このようにして出来上がったFinal Boosterの第一号機はストレイテナーのホリエアツシ氏のペダルボードに組み込まれています。
ブースターは端的に言うと音量を上げるエフェクターですが、機能がシンプルだけに、追求していくと本当に奥が深いエフェクターです。接続する場所によっ て、得られるサウンドが異なります。オーバードライブやディストーションなどと組み合わせて接続方法や使用方法を探究していくのも面白いと思います。予想 もしていなかったトーンを得られるかもしれません。
VITALIZER®は(株)パシフィクスの登録商標です。










