製品名 | OVERDRIVELAND / ODL-1A-CS |
---|---|
概要 | OVERDRIVE |
定価 | 64,900円 |
マニュアル |
OVERDRIVELAND / ODL-1A-CS 日本語マニュアル |
ODL-1-CSのサウンドはそのままに、CH.CONT端子を追加し、外部スイッチでNORMALチャンネルとDRIVEチャンネルを切り替えられるようにカスタマイズしたのがODL-1A-CSです。
OVERDRIVELANDは、今では入手が困難なDUMBLEアンプのように艶やかで存在感があり、プレイヤーが持つ個性を表現するために生まれました。
<開発の背景>
設計者のフリーザトーン代表 林は、これまで20台以上のDUMBLEアンプのメンテナンス・修理を経験し、自身も複数のDUMBLEアンプを所有していました。DUMBLEアンプは、クリーンサウンドであっても歪んでいるようにも聞こえる独特の倍音を持っています。そしてDUMBLEアンプのドライブサウンドは、アンプが意思を持っているかのようにギタープレイに反応します。このフィーリングをペダルタイプのオーバードライブペダルに持たせたいという発想から開発がスタートしました。
<OVERDRIVELAND開発ストーリー>
DUMBLEアンプは、Larry Carlton、Robben Ford、Eric Johnson、Stevie Ray VaughanやJohn Mayerなど多くの著名なギタリストに愛用されてきたアンプです。彼らがこのアンプの虜になる理由は、ギターから出力される信号レベルに過敏すぎるほど反応する特性と、DUMBLEアンプ特有の太くリッチな倍音成分にあると考えています。私はアメリカ人のギターテックを通じて、DUMBLE本人と何度か連絡を取り合ったことがありますが、私が使用するメインのギターは何か?主にプレイする音楽はどのような音楽なのか質問してきました。彼はアンプ製作をするとき、そのギタリストがメインで使用するギターを使って、アンプを一台一台調整するとも言っていました。DUMBLEのクラフトマンシップを感じさせます。
OVERDRIVELANDを開発するにあたり、参考にしたのはOVERDRIVE SPECILALの後期型です。このモデルはOVERDRIVE SPECIALの文字がデジタル文字になっています。私が現代の音楽に最もマッチすると感じるモデルで、ロック色の強いサウンドを持っています。
ペダルタイプのオーバードライブにDUMBLEアンプのような特性を持たせるために、様々なアイデアを回路に置き換え、実験を重ねました。基本となる回路(OVERDRIVELANDのノーマルチャンネル)は、クリッピングダイオードやLEDを使用しないことを決めました。その理由は、クリッピングダイオードやLEDを使用した場合、意図した倍音成分を構成することが難しかったからです。
ノーマルチャンネルの「GAIN」を上げると音が少しずつ歪んでいきますが、「GAIN」のつまみの位置を12時より下げても、クリーンサウンドの中に豊かな倍音成分が含まれていることを感じていただけると思います。このOVERDRIVELANDの倍音が、クリーンサウンドで楽しくプレイできる秘密です。
ペダルタイプのオーバードライブにDUMBLEアンプのような特性を持たせるために、様々なアイデアを回路に置き換え、実験を重ねました。基本となる回路(OVERDRIVELANDのノーマルチャンネル)は、クリッピングダイオードやLEDを使用しないことを決めました。その理由は、クリッピングダイオードやLEDを使用した場合、意図した倍音成分を構成することが難しかったからです。
ノーマルチャンネルの「GAIN」を上げると音が少しずつ歪んでいきますが、「GAIN」のつまみの位置を12時より下げても、クリーンサウンドの中に豊かな倍音成分が含まれていることを感じていただけると思います。このOVERDRIVELANDの倍音が、クリーンサウンドで楽しくプレイできる秘密です。
基本のノーマルチャンネル回路ができた後、ギターから出力される信号に繊細に反応するために、ドライブ回路専用モジュールを開発しました。このモジュールを完成させるために時間を費やしましたが、完成度の高いモジュールに仕上がりました。カスタムショップバージョンとスタンダードバージョンでは、それぞれのサウンドキャラクターを生かすために異なるモジュールが使用されています。
カスタムショップバージョン用のカスタムモジュールは、より入力信号に敏感に反応するために、スタンダードバージョンと異なるパーツを使用しています。
カスタムショップバージョン用のカスタムモジュールは、より入力信号に敏感に反応するために、スタンダードバージョンと異なるパーツを使用しています。
次に取り組んだことはDUMBLEアンプのようなサウンドの強さをコントロールするにはどうしたらよいのか・・・。サウンドが強すぎてはマッチしない音楽もでてくるでしょう。その強さ、音圧感を調整することができたら理想的です。
ノーマルチャンネル回路の前や後ろ、または回路の間に別の回路を付け足したり、考え得る様々な方法で実験を繰り返しました。Brian MayやGary Mooreのサウンドや、彼らが使用していた機材の接続方法も参考にしました。
結果的にノーマルチャンネル回路の前に専用モジュールを使用したドライブ回路を追加し、ノーマルチャンネルの入力段にどれくらい信号を送るかを調整する方法を採用しました。この信号レベルを調整することで、どれくらい音圧感を出すか調整することができるようになりました。これが「PUSH」ノブの役割です。
入力レベルに対して繊細に反応するために、ドライブ回路専用モジュールだけでなく、電源回路も新たに設計しました。一般的なDC9V電源でOVERDRIVELANDを使用したいため、アナログ回路に供給する電源電圧をDC9Vから最大DC19Vまで上げることができる昇圧電源回路を内蔵しました。この昇圧電源回路の電圧を変化させることで、OVERDERIVELANDのダイナミックレンジや信号のクリッピングポイントが変化します。電圧を低くすればクリッピングポイントのレベルが下がり、ロングサスティンを得ることができます。逆に電圧を上げるとクリッピングポイントに到達するまでのレベルが大きくなり、グッと音が前に出てくるサウンドを得ることができます。この機能は非常に有効で、別のオーバードライブが存在しているかのように異なるサウンドを生み出すことができます。
入力されたギター信号の倍音成分調整を行うことで、1弦から6弦(7弦)までバランス良く得られるOVERDRIVELAND独自のサウンドは、表現の可能性を広げてくれる一台となるでしょう。ぜひ、その可能性をOVERDRIVELANDと共に探ってみてください。
ノーマルチャンネル回路の前や後ろ、または回路の間に別の回路を付け足したり、考え得る様々な方法で実験を繰り返しました。Brian MayやGary Mooreのサウンドや、彼らが使用していた機材の接続方法も参考にしました。
結果的にノーマルチャンネル回路の前に専用モジュールを使用したドライブ回路を追加し、ノーマルチャンネルの入力段にどれくらい信号を送るかを調整する方法を採用しました。この信号レベルを調整することで、どれくらい音圧感を出すか調整することができるようになりました。これが「PUSH」ノブの役割です。
入力レベルに対して繊細に反応するために、ドライブ回路専用モジュールだけでなく、電源回路も新たに設計しました。一般的なDC9V電源でOVERDRIVELANDを使用したいため、アナログ回路に供給する電源電圧をDC9Vから最大DC19Vまで上げることができる昇圧電源回路を内蔵しました。この昇圧電源回路の電圧を変化させることで、OVERDERIVELANDのダイナミックレンジや信号のクリッピングポイントが変化します。電圧を低くすればクリッピングポイントのレベルが下がり、ロングサスティンを得ることができます。逆に電圧を上げるとクリッピングポイントに到達するまでのレベルが大きくなり、グッと音が前に出てくるサウンドを得ることができます。この機能は非常に有効で、別のオーバードライブが存在しているかのように異なるサウンドを生み出すことができます。
入力されたギター信号の倍音成分調整を行うことで、1弦から6弦(7弦)までバランス良く得られるOVERDRIVELAND独自のサウンドは、表現の可能性を広げてくれる一台となるでしょう。ぜひ、その可能性をOVERDRIVELANDと共に探ってみてください。
<使用方法と各機能について>
OVERDRIVELANDは大きく分けて二つのセクションから成り立っています。一つはノーマルチャンネル選択時に信号が通過するノーマルチャンネル回路。この回路にトーン回路(EQ ON/GLASSスイッチを含む)やゲイン特性を調整するROCK/JAZZスイッチも含まれます。
もう一つはドライブ回路。ドライブチャンネル選択時に、このドライブ回路を通過した後、ノーマルチャンネル回路に信号が流れます。
はじめにOVERDRIVELANDサウンドの土台となるノーマルチャンネルで、基本のクリーン・クランチサウンドを作ります。まずは全てのノブをセンターに合わせ、音を出してみてください。ピッキングの強弱に合わせて倍音成分が変化し音色が変わります。ノーマルチャンネルは、プレイヤーからさまざまなフレーズを導き出す豊かなトーンを持っています。
「GAIN」ノブで好みの歪み具合に調整します。音量は「NOR LEVEL」ノブで調整します。
もう一つはドライブ回路。ドライブチャンネル選択時に、このドライブ回路を通過した後、ノーマルチャンネル回路に信号が流れます。
はじめにOVERDRIVELANDサウンドの土台となるノーマルチャンネルで、基本のクリーン・クランチサウンドを作ります。まずは全てのノブをセンターに合わせ、音を出してみてください。ピッキングの強弱に合わせて倍音成分が変化し音色が変わります。ノーマルチャンネルは、プレイヤーからさまざまなフレーズを導き出す豊かなトーンを持っています。
「GAIN」ノブで好みの歪み具合に調整します。音量は「NOR LEVEL」ノブで調整します。
ノーマルチャンネルには、基本となるサウンドを設定するために「EQ ON/GLASS」と「ROCK/JAZZ」のスイッチを用意しています。
「EQ ON/GLASS」スイッチは、ノーマルチャンネルのイコライジング機能を設定する機能です。「EQ ON」に設定すると「TONE」回路が動作します。「GLASS」を選択すると、「TONE」回路がバイパスされ、ブラックフェイスのFender VibroverbのBrightスイッチをONにしたようなグラッシーなトーンを得ることができます。
「ROCK/JAZZ」スイッチは、ノーマルチャンネルの周波数特性や増幅段のゲイン設定を行います。「ROCK」側はゲインを上げて音作りをすることを想定しており、低音域のゲインを少し下げつつも全体のゲインが上がるように設計されています。低音域の音量の上がり過ぎが原因で、アンプの入力段で音が潰れてしまうことを防ぎます。「JAZZ」側は、全体のゲインを下げ、低音域が豊かに出るように設計されています。
「EQ ON/GLASS」スイッチは、ノーマルチャンネルのイコライジング機能を設定する機能です。「EQ ON」に設定すると「TONE」回路が動作します。「GLASS」を選択すると、「TONE」回路がバイパスされ、ブラックフェイスのFender VibroverbのBrightスイッチをONにしたようなグラッシーなトーンを得ることができます。
「ROCK/JAZZ」スイッチは、ノーマルチャンネルの周波数特性や増幅段のゲイン設定を行います。「ROCK」側はゲインを上げて音作りをすることを想定しており、低音域のゲインを少し下げつつも全体のゲインが上がるように設計されています。低音域の音量の上がり過ぎが原因で、アンプの入力段で音が潰れてしまうことを防ぎます。「JAZZ」側は、全体のゲインを下げ、低音域が豊かに出るように設計されています。
OVERDRIVELANDのドライブチャンネルを選択すると、ドライブ回路がノーマルチャンネルの手前に付け足されます。すなわち入力側から見て、ドライブ回路、ノーマルチャンネル回路、そして出力回路の順に信号が流れます。このドライブ回路には、「HI-CUT」フィルター回路が装備されているため、高音域特性の調整が容易にできます。また、「PUSH」コントロールは、ドライブ回路からノーマルチャンネルに送る信号レベルを調整します。この「PUSH」によって音圧感をコントロールすることができます。また、「DRV LEVEL」ノブでドライブチャンネル選択時の音量を調整することができます。
<電源ついて>
OVERDRIVELANDには電源切替機能が搭載されています。DC9V側を選択すると、DCジャックに接続された外部パワーサプライからオーディオ回路に電源供給されます。「VARI」側を選択すると、外部パワーサプライの電源は内部昇圧回路に接続され、この昇圧回路を通じてOVERDRIVELANDのオーディオ回路に電源供給されます。
*スタンダードバージョンとカスタムショップバージョンでは、仕様が異なります。スタンダードバージョンは外部入力のDC9V、もしくは内部昇圧電源(DC14.5V)どちらかの選択となります。
*スタンダードバージョンとカスタムショップバージョンでは、仕様が異なります。スタンダードバージョンは外部入力のDC9V、もしくは内部昇圧電源(DC14.5V)どちらかの選択となります。
オーディオ回路に供給する電圧をDC10V〜19Vまで、無段階に調整することができます。電源電圧を変化させることによってクリッピングポイントが変化し、劇的にドライブサウンドが変化します。そのサウンドの変化を楽しみながら、ご自身の好みにマッチした電圧を見つけてみてください。
<注意>
ODL-1A-CSは消費電流が大きいため、電池での駆動はできません。
DC9V入力端子に別売品のACアダプター、SP-9やFA-W0905-DJA、FA-0905D-JAなどを接続してご使用ください。安定化されたDC9V出力で、極性がセンターマイナスのACアダプターも使用可能です。電源投入時に大きな電流が流れますので、200mA以上の電流を流すことのできるACアダプターをご使用ください。
<注意>
ODL-1A-CSは消費電流が大きいため、電池での駆動はできません。
DC9V入力端子に別売品のACアダプター、SP-9やFA-W0905-DJA、FA-0905D-JAなどを接続してご使用ください。安定化されたDC9V出力で、極性がセンターマイナスのACアダプターも使用可能です。電源投入時に大きな電流が流れますので、200mA以上の電流を流すことのできるACアダプターをご使用ください。
<CH.CONT端子について>
CH.CONT端子にARCシリーズのコントロール端子やラッチタイプのフットスイッチを接続することで、本体のフットスイッチを踏まずにNORMALチャンネルとDRIVEチャンネルの切り替えを制御することができます。
*CH.CONT端子にプラグを挿すと、本体のフットスイッチによるNORMALチャンネルとDRIVEチャンネルの切り替えはできなくなります。
*CH.CONT端子にプラグを挿すと、本体のフットスイッチによるNORMALチャンネルとDRIVEチャンネルの切り替えはできなくなります。
毎月の生産数に限りがある為、日本国内は弊社オンラインストアのみでの販売になります。
*小売店様での販売はFREE THE TONEがイベントを行う際、または小売店様でのFREE THE TONEフェア、イベント等の何らかの特別な機会でのみ販売いたします。